豊生会 理事長挨拶
社会福祉法人豊生会は昭和48年(1973年)に三恵保育園開設を機に設立され、以来、特別養護老人ホーム長寿荘とケアハウスラ・メゾン・アミカルという2つの高齢者施設を運営し、地域に根ざした社会福祉事業を行っております。
法人の特長として、お年寄りと子どもたちが同じ敷地のなかで一体となって生活し、日常的に触れ合うことが出来る「笑顔あふれる総合福祉施設」として、世代間の交流に努めていることが挙げられます。
世代間交流を通じて、ご高齢の方にとっては生活に安らぎや変化が生まれ、また、身体的なリハビリや認知症の回想療法としても子どもの存在は欠かせないものとなっております。
一方、園児にとりましても、少子化・核家族化が進む昨今、お年寄りと触れ合う機会が非常に少なくなってきていることから、当法人での体験は子どもの成長過程で大きな糧となると思われます。
さて、平成12年春に施行された介護保険制度をはじめ、近年、社会福祉を取り巻く環境が大きく変革するなかで、私ども豊生会といたしましても、地域の皆様のご期待に応えられるよう、その時代に合った法人運営を心掛けてまいりました。
その一例として、三恵保育園では、数年来、外部の講師を招いて英会話教室やマーチング・和太鼓の指導等を積極的に展開しており、これらは保護者の皆様にも大変喜ばれています。
また、特別養護老人ホーム長寿荘では、昭和52年の開設以来30余年が経過し、長年にわたり蓄積されてきたノウハウと、経験豊かなスタッフにより、個別浴槽による入浴や定期的な外出行事・施設行事の充実を図り、家庭的なケアを基本としています。
さらに、ケアハウスラ・メゾン・アミカルでは、フラワーアレンジメント・卓球・手芸クラブなど、全室個室のケアハウスという自立した生活のなかであっても、「介護予防」「生きがいづくり」に向けた取り組みが大きく期待されるところであり、関係職員が一丸となって入居者の皆様が安心・快適に生活が送れるよう援助させていただいております。
JR井野駅や各種交通機関に近い住宅地に位置し、交通至便という地の利を存分に活かし、既存施設にとらわれることなく、積極的に地域に目を向けて事業を展開して参りたいと考えております。
今日までのご支援に対して御礼申し上げますとともに、今後も変わらぬご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
社会福祉法人豊生会 理事長